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コーヒー

世界の変わったコーヒー習慣 これを知ったらきっと試したくなる!

コーヒーは多くの国で親しまれており、それぞれの文化や地域によってユニークな飲み方が存在します。

私たちが普段飲むブラックコーヒーやラテのようなスタンダードなスタイル以外にも

世界には驚くようなコーヒーの楽しみ方があるのです。

今回は、世界各国の変わったコーヒー習慣を紹介し、試したくなるような異国のコーヒー文化に触れてみましょう。

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ぜひお試しください

ベトナムの「エッグコーヒー」

エッグコーヒー

まず紹介したいのは、ベトナムの「エッグコーヒー」です。

ベトナムでは、伝統的なコーヒーとして「カフェ・スア・ダ」

(コンデンスミルク入りアイスコーヒー)が有名ですが、もう一つ注目すべきなのが卵を使ったコーヒーです。

エッグコーヒーは、濃いめに淹れたベトナムコーヒーに、砂糖、コンデンスミルク

そして生卵の黄身を加え、泡立てたクリームのような層を作ります。

この泡が甘くてふわふわしており、濃厚なコーヒーの苦みと絶妙に調和します。

デザートのような感覚で飲むことができ、初めて試すと驚きの味わいです。

特に寒い日には、温かくして楽しむのがおすすめです。

フィンランドの「カフェオスト」

フィンランドでは、少し驚きのある「カフェオスト」という飲み方が存在します。

この飲み方は、コーヒーに「レイパ・ユースト」というフィンランドの伝統的なチーズを入れるというものです。

このチーズは、硬めの焼きチーズで、温かいコーヒーに浸すと柔らかくなり

コーヒーの苦みとチーズの塩味が絶妙なバランスを作り出します。

口の中でチーズがとろける感覚と、コーヒーの温かさが混ざり合い

他では味わえないユニークな体験が楽しめます。

フィンランドでは、コーヒーは日常の大切な一部であり、こうした独特な習慣があることも納得です。

メキシコの「カフェ・デ・オージャ」

メキシコには、「カフェ・デ・オージャ」という伝統的なコーヒーがあります。

「オージャ」とは、土鍋を意味しており、実際に土鍋を使って作られるこのコーヒーは

独特の香りと風味を持っています。

シナモンや黒糖(ピロンシージョ)をコーヒーに加え、土鍋でじっくりと煮出すことで

スパイシーで甘みのある味わいに仕上がります。

メキシコの農村部では、寒い朝にこのコーヒーを飲むのが一般的で

その香りが辺り一面に広がり、温かさと豊かな味わいが体を包み込むような感覚です。

伝統的なカフェ・デ・オージャは、家庭の温もりを感じさせる一杯です。

トルコの「トルココーヒー」

トルココーヒー

トルココーヒーは、極細挽きのコーヒー豆を水と砂糖と一緒に

小さな鍋(ジェズヴェ)で煮立てて作る、独特な淹れ方が特徴です。

コーヒーは濾さずにそのまま提供され、カップの底に粉が残るのが特徴的です。

濃厚な風味と香りを楽しむ飲み方で、砂糖の量やスパイスの加え方は好みによって調整されます。

トルコでは伝統的な文化として、コーヒー占いも行われることがあり

社交的な場でも重要な役割を果たします。

エチオピアの「バターコーヒー」

バターコーヒー

エチオピアはコーヒーの発祥地として知られていますが、その伝統的な飲み方は非常に独特です。

エチオピアのとある部族では、コーヒーにバターと塩を加えて飲むそうです。

エチオピアの家庭では、バターコーヒーはエネルギーを補給するための飲み物として親しまれています。

バターを加えることでコクが増し、長時間の満腹感を得られることから

特に農作業など体を使う仕事をする人々に重宝されています。

この伝統的な飲み方は、現代の「バターコーヒーダイエット」などのトレンドにも

影響を与えていると言われており、健康的な側面からも注目されています。

インドネシアの「コピ・ルアク」

ジャコウネコ

最後に紹介するのは、インドネシアの「コピ・ルアク」です。

これは世界で最も高価なコーヒーの一つであり、その生産過程が非常にユニークです。

ルアク(ジャコウネコ)が食べたコーヒーチェリーの種が消化されずに排出されたものを収穫し

それを精製して作るコーヒーです。

この消化過程で、コーヒー豆の苦味が和らぎ、まろやかで豊かな味わいが生まれます。

風味は他のどのコーヒーとも異なり、コクがありながらも滑らかな後味が特徴です。

コーヒー愛好家にとっては、一度は体験してみたいとされる特別な一杯ですが

その高価さゆえに手に入れるのは容易ではありません。

世界一高い高いと言われる豆 コピルアクについて

まとめ

世界には、私たちが想像もしないようなユニークなコーヒーの飲み方がたくさんあります。

これらの文化的背景や飲み方を知ることで、コーヒーという飲み物の奥深さを再認識できるのではないでしょうか。

次回のコーヒーブレイクには、ぜひこれらの世界のコーヒー習慣を参考にして新しい体験を楽しんでみてください。

コーヒーは単なる飲み物ではなく、その国や地域の文化を象徴する存在でもあります。

自分の好みやライフスタイルに合わせた一杯を見つけることで、日々のコーヒータイムがさらに豊かになることでしょう。

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どうしてもスペシャリティコーヒーでやるのはもったいないと思ってしまいます。

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