
コーヒーと緑茶は、多くの人に親しまれている飲み物です。
どちらも健康に良いイメージがありますが、「結局どっちが体にいいの?」と疑問に思ったことはありませんか?
実は、コーヒーと緑茶はそれぞれ異なる健康効果を持っています。
今回は、含まれる成分や科学的な研究結果をもとに比較しながら、コーヒー屋の視点も交えて解説していきます。
Contents
コーヒーの健康効果

抗酸化作用
クロロゲン酸は強力な抗酸化物質です。
体内の活性酸素を抑える働きがあり、細胞の老化防止や生活習慣病予防への効果が期待されています。
糖尿病予防
ハーバード大学の研究では、1日に3〜4杯のコーヒーを飲む人は、飲まない人と比較して2型糖尿病のリスクが低いことが報告されています。
これはコーヒーに含まれる成分がインスリンの働きをサポートするためと考えられています。
心臓病リスクの軽減
近年の研究では、適量のコーヒー摂取が心不全や心血管疾患のリスク低下と関連することも報告されています。
集中力や気分の向上
コーヒーの魅力といえば、やはりカフェインによる覚醒作用です。
朝の眠気覚ましや仕事前の集中力アップを目的に飲む方も多いでしょう。
私自身も朝の一杯で頭が切り替わる感覚があります。
ただし、飲み過ぎると不眠や動悸の原因になることもあるため、適量を心がけたいところです。
緑茶の健康効果

脂肪燃焼と代謝向上
緑茶に含まれるカテキンは脂肪燃焼を促進するとされています。
運動前に飲むことで脂肪の利用効率が高まるという研究もあります。
心血管疾患の予防
日本で行われた大規模研究では、緑茶をよく飲む人ほど心血管疾患による死亡リスクが低い傾向が報告されています。
免疫力のサポート
カテキンには抗菌・抗ウイルス作用があるとされ、風邪予防などにも注目されています。
リラックス効果
緑茶に含まれるテアニンは、心を落ち着かせる働きがあることで知られています。
コーヒーのようなシャキッとした覚醒感ではなく、穏やかな集中状態を作りやすいのが特徴です。
コーヒーと緑茶のカフェイン量を比較
健康効果を考える上で気になるのがカフェイン量です。
一般的に、
・コーヒー(150ml)→ 約90mg
・緑茶(150ml)→ 約20〜30mg
程度のカフェインが含まれています。
覚醒作用を求めるならコーヒーの方が有利ですが、カフェインに敏感な方には緑茶の方が飲みやすいでしょう。
また、緑茶にはテアニンが含まれているため、カフェインの刺激が比較的穏やかになると言われています。
ダイエット中におすすめなのはどっち?
ダイエット目的なら、やや緑茶が優勢です。
カテキンには脂肪燃焼を助ける働きがあり、多くの特定保健用食品にも利用されています。
一方で、コーヒーに含まれるクロロゲン酸にも脂肪代謝をサポートする働きがあります。
実際には、
・運動前なら緑茶
・仕事や勉強前ならコーヒー
という使い分けがおすすめです。
胃に優しいのはコーヒー?緑茶?
「コーヒーを飲むと胃が荒れる」という話を聞いたことがあるかもしれません。
確かにコーヒーには胃酸分泌を促す働きがあります。
しかし緑茶にもタンニンが含まれており、空腹時に大量に飲むと胃への刺激になることがあります。
胃腸が弱い方は、
・空腹時を避ける
・濃く淹れすぎない
・食後に楽しむ
といった工夫がおすすめです。
長寿研究ではどちらも優秀
興味深いことに、コーヒーと緑茶のどちらも死亡リスクの低下との関連が報告されています。
つまり、
「コーヒーだから健康」
「緑茶だから健康」
という単純な話ではなく、
「適量を継続して飲む習慣」
そのものが健康につながっている可能性があります。
コーヒーと緑茶の比較

珈琲屋としての結論
ここまで比較してきましたが、私の結論はとてもシンプルです。
「どちらも飲めばいい」
です。
朝はコーヒーでシャキッと目を覚ます。
昼食後や午後は緑茶でほっと一息つく。
それぞれ得意分野が違うため、無理にどちらかを選ぶ必要はありません。
実際、世界の長寿地域を見ても、コーヒー文化の国もあればお茶文化の国もあります。
大切なのは、
「何を飲むか」
よりも
「どんな生活習慣の中で飲むか」
です。
コーヒーも緑茶も健康的な飲み物。
適量を楽しみながら、自分に合った飲み方を見つけてみてください。


- ▶︎BASE CAMP.An という小さなコーヒー屋さんです
- ▶︎コーヒーモンスターとしてブログ・ネットショップを運営
- ▶︎その他に洋服・スニーカーなども販売
- ▶︎J.C.Q.A認定 コーヒーインストラクター1級・3級講師
- ▶︎IIAC認定エスプレッソイタリアーノテイスターです。