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コーヒー

コーヒー豆のカフェインはどうやって抜くの?除去方法を4種類紹介

よくお客様にカフェインはどうやって抜くの?って

聞かれます。

本日はカフェインの除去方法を4種類紹介いたします。

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ちなみにカフェインは焙煎前の生豆の段階で取り除きます!

カフェインの除去方法を4種紹介

有機溶剤による脱カフェイン法

コーヒーの生豆を有機溶剤に浸して、カフェインを取り除く方法です。

ジクロロメタンという有機溶剤が使われる事が多く

ローコストでの脱カフェインが可能です。

カフェインの溶解度が高く、再利用も可能で一見良さそうですが

発がん性の問題などがあり、日本では販売が禁止されています。

また、コーヒーの旨味や香りとなる成分も

一緒に取り除いてしまうというデメリットがあります。

超臨界炭酸ガスによる脱カフェイン法

炭酸ガス(二酸化炭素)を利用した脱カフェイン方法で

高圧下(温度:約80℃、圧力:約250気圧)

で超臨界という特殊な状態にした二酸化炭素

によってカフェインが抽出されます。

超臨界・・・言葉では「?」という感じでとにかくすごそうな感じがしますね。

液体と気体が一緒に入った真空の容器があって

そこに熱と圧力を加えていくとやがて

液体の水の密度と水蒸気の密度が同じ値になります・・・

このとき、全体が液体の水と水蒸気の区別がつかなくなり一つの相となります

この状態が超臨界だそうです。

日本分光さんのホームページで勉強しました。

むむ・・・さらにわからなくなりましたので色々調べていると

動画を発見。2分40秒ころが超臨界の状態です。

気になる方は見てみて下さい。

この方法はカフェインだけを取り除くのに特化していて味への影響も少ないのですが

その分コストが高くなってしまいます。

液体二酸化炭素抽出法

今までカフェインレス・コーヒーでは半ば諦めていた

コーヒー本来の香りや、美味しさを残せる新しい抽出方法です。

カフェイン残留率を0.1%以下(EU規格)に抑えた画期的な製法で

一般的なウォータープロセスや超臨界二酸化炭素抽出製法と

比べても低温・低圧(温度:約25℃、圧力:約65気圧)のため

より豆にやさしく

デカフェ特有の変色や青みのあるプロセス香も相当抑えられており

香りや味が損なわれにくいのが特徴です。

ちなみにBASE CAMP.An BASE店で扱っている

デカフェはこのタイプの豆になります。

BASECAMP.An BASE店

 

水による脱カフェイン法

カナダのスイスウォーター社が特許を取得しており

「スイスウォータープロセス」とも呼ばれています。

スイスウォーター社のHP ※注 海外のサイトにとびます)

有機溶媒が直接コーヒー豆に接触しないので

安全性が高いと言えます。

簡単に説明すると・・・コーヒーの生豆を水につけます

カフェインやそれ以外の成分を水に溶け出させます。

その成分が溶け出た水からカフェインだけを抜き取ります。

その後、カフェインのなくなった水にまた生豆を投入し

取り除かれた残りの成分を再び生豆に戻します。

使用した有機溶媒の再回収が容易で

再利用できるため経済的な脱カフェイン法だといわれています。

コーヒー本来の味を落とさず、なおかつコストがかかりすぎないということで

コーヒーのデカフェには「スイスウォータープロセス」が多いです。

 

是非お試しあれ

デカフェであってもコーヒーに含まれるクロロゲン酸

などのポリフェノールはしっかりと残っています。

ポリフェノールは、消化液の分泌を助けるため

消化を促進する作用があります。

さらに、血糖値の上昇を抑える作用もあり

体内で余った糖が脂肪に変わるのを抑制してくれます。

カフェインが気になる方は是非試してみて下さい!

突然ですが、サントリーグローバルイノベーションセンター(株)

が研究助成を行ったUniversity of California, Davis校の研究チームが

2017年、世界で初めてアラビカ種コーヒーの木の

ゲノムの解読に成功したそうです。

いつかはカフェインが全く入っていない新しい品種が誕生することでしょう!

 

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