コーヒーモンスター
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はちみつ

日本みつばつと西洋みつばちのはちみつの違い

本日は日本みつばちと西洋みつばちの違いについてまとめてみました。

意外と違いがあるものです。

日本みつばちのはちみつは非常に高価ですよね・・・

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なんせ採蜜できる量が全然違うのです。

東洋と西洋

実は「ニホンミツバチ」は種名ではなく、「トウヨウミツバチ」という種の1亜種。

大昔から日本に生息している在来種のみつばちです。

野生のみつばちとして日本の広範囲に生息している他、はちみつの採取などの目的で、人工的に飼育されていることもあります。

西洋みつばちはヨーロッパやアフリカを起源とするみつばちです。

ヨーロッパ~中近東に分布していたみつばちを養蜂として利用してきて家畜のようになったものです。

日本では明治時代に輸入されて以降、養蜂家の間で広く普及していきました。

現在は日本全土ではちみつを取る為に養蜂されています。。

はちみつの違い

日本みつばちは百花蜜

日本みつばちは、四季に応じ近くの野山に咲く色々なお花から蜜を集めます。

蜜源となるお花が複数あるため、日本みつばちのはちみつは様々な花の蜜が混ざり合っています。

出来上がったはちみつの見た目は西洋みつばちのものに比べて色が濃く、ドロ~ンとしていて味も濃厚で深みがあります。

百花蜜とは? 蜂さんが選んだ美味しい花の蜜!に書きましたが

百花蜜とは? 蜂さんが選んだ美味しい花の蜜!

日本みつばちのはちみつは場所や季節などで味も香りも変わります。

 

西洋みつばちは単花蜜

西洋みつばちは蜜を集めに複数の花を訪れることは少なく、一度対象とした花へ、その花が枯れるまで集中的に蜜を集めに行くという性質があります。

単一の種類の花から蜜を集めるため、その蜜源となった花の特徴がそのまま反映されます。

この習性を利用し蓮華のはちみつやアカシアのはちみつのような単花蜜が作られています。

蓮華のはちみつやアカシアのはちみつなんかは味もあっさりとして色味も明るいです。

採れるはちみつの量が違う!

一匹の日本みつばちの働き蜂が一生の間に集める量は小さいスプーン一杯と言われています。

群れの蜂数(数千~二万匹)もとても少ないです。

そのため一年に一度しか採蜜できません。

採蜜量が非常に少ないのでお値段も高くなってしまいます。

に対して西洋みつばちの群れの蜂数は約二万~四万匹と日本みつばちの4倍から5倍位程度と言われています。

さらに蜜を集める能力が高いのが特徴で、一年に三回~四回くらい採蜜できます。

その分お値段も手ごろになります。

明治以前は、日本全国で日本みつばちの巣を庭先などに持ってきてそのまんま養蜂が営まれていました。

しかし、明治以降、人口の巣箱を利用してはちみつが効率的に採取できる西洋みつばちが全国的に普及したこともあり、

もともと神経質で巣を放棄しやすい日本みつばちは、次第に養蜂家から見放されていったのでした。

野生タイプか家畜タイプか

日本みつばちの方がタフ・だけど居心地が悪いとすぐ逃亡する

日本みつばちは巣や住んでいる環境が気に入らなければすぐに逃亡する性質があります。

日本には四季があり厳しい冬も越えなければなりません。

あらゆる自然環境に適合するためより良い環境を求めてお引越しをするのです。

この性質も相まって日本みつばちの養蜂数は徐々に減っていきました。

さらに自然破壊などで自然林に生息する日本みつばちは減少し、一時期かなり数を減らしたそうです。

一方西洋みつばちは自然の中に巣を作ることはまずありません。

そのため、基本的に人工の養蜂箱の中で営巣します。

日本みつばちに比べて病気にも掛かりやすく、養蜂家さんに守られながら営巣します。

実際、西洋みつばちが移入された際に、西洋みつばちの野生化による環境への影響が危惧されたこともありますが、

実際にはほとんど野生化しなかった=できなかったそうです。

これは日本にはみつばち達の天敵であるスズメバチが生息しているからです。

日本みつばちの熱殺蜂球

日本みつばちは天敵スズメバチ に対して対抗手段を持っています。

それが「熱殺蜂球(ねっさつほうきゅう)」と言うやつです。

これはスズメバチよりも日本みつばちの方が熱に対する耐性が高いことを利用した捨て身の攻撃です。

(スズメバチは致死温度が約45度、日本みつばちは約49度)

集団でスズメバチを囲み球状に集まって体を動かします。

そして温度を45度C以上に上げて、スズメバチを熱殺するという能力です。

メモ

ちなみに日本みつばちの方が基本的な性格は穏やかであり、攻撃性はかなり低いです。

この熱殺蜂球という技は日本みつばちにとっても諸刃の剣・・・

玉川大学におもしろい記事がありましたので良かった読んでみて下さい。

それに対し、もともと西洋みつばちが住むヨーロッパには、スズメバチはいませんでした。

なので、スズメバチへの対抗手段は持たず、襲われると無謀にも単体で突撃攻撃をします。

日本みつばちに比べると攻撃的な性格なんです。

さらに人工の養蜂箱の中で営巣し、養蜂家さんに守られてるわけですのでスズメバチの攻撃で巣を放棄して逃げることもしません。

なので、西洋みつばちの巣がスズメバチに狙われると、対抗できずに数時間で全滅してしまう事がしばしばあります。

巣分かれする分蜂(ぶんぽう)にも違いが

日本みつばちは毎年暖かくなり始めた春頃に巣の群れが二群に分かれ、一群は新しい巣を見つけて移動します。

これを分蜂といい、この時新しい巣へと飛び立った群れを捕獲しないと群れの数が約半分になってしまいます。

しかも年に何度か分蜂を行います。

この時役に立つのがキンリョウヘンというランの花です。

花が発するフェロモンが日本みつばちを呼び集めるためです。

そのため「ミツバチラン」とも呼ばれています。

時期になるとキンリョウヘンの花を新しい巣箱の近くに設置することでそちらに誘導したりします。

ちなみにキンリョウヘンは中国原産なので、日本みつばちを含む東洋みつばちは、そのフェロモンに誘われ集まってきますが、西洋みつばちには効果はないそうです。

このとき日本みつばちは頭部を上に向けてきれいに並ぶという特徴もあります。

また威嚇する時も日本みつばちは一斉に羽音を「ブォン」と鳴らしてきます。

ちゃんと列に並んで順番を守る日本人っぽいですよね!

に対して西洋みつばちの分蜂は自然発生するので、人為的にコントロールすることは難しいです。

見た目の違い

日本みつばちの成虫(働き蜂)の大きさは10~12ミリ程度・体重は約60~80mgくらいで、蜂の種類の中では小ぶりです。

体全体の色は黒っぽくて胴体の縞模様がくっきりとしています。

西洋みつばちは少し大きく体長は約12~14mm・体重は約110~130mgくらいです。

日本で養蜂されている西洋みつばちはイタリアン種という品種が主で体全体の色は黄色っぽいです。

参考が画像がなくてすいません・・・

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コーヒーのアラビカ種とカネフォラ種みたいに

同じ蜂でも全然違うんですね

 

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