人生で何度聞かれたことか・・・と思うくらいよく聞かれるのが
円すい系のドリッパーと扇形のドリッパーの違いです。
下記記事 ↓ でも少し触れましたが今回はもう少し詳しく書いていこうと思います。
各メーカーの違いではなく、あくまで円すい系と扇形の違いを見ていきます。

形の違い
まず説明不要かと思いますが、形が全然違います。
その形の違いがそれぞれの特徴となって現れています。
円すい系はその字の通り円すいの形です。

扇形は台形のような形で下が平で横長です。
上部は上から見ると丸い形になっています。

どちらも横から見ると三角形になっています。

濾過層の長さと粉の膨らみの違い
円すい系は、上が太い円・下に行くにつれて円が小さくなっていきます。
なのでコーヒーの粉を入れた時に粉の層が深くなります。

扇形は下が平で広がっていますので同じ量のコーヒーの粉を入れても
横に広がってしまい、粉の層は浅いです。

コーヒーの層=濾過層の長さが違う
コーヒーの粉の層が長いほど、蒸らしの時にガスが上に抜けようと
ぐんぐん上がってきますので同じ豆でもよく膨らみます。
豆がよく膨らむとコーヒーの層はさらに深く=長くなります。
このコーヒーの層は抽出時の濾過層になっていて
濾過層をお湯が通過することでお湯にコーヒーの成分が移り抽出されていきます。
この濾過層が長いほど、コーヒーとお湯の触れ合う時間は長く
なりますので、しっかりとコーヒーの成分を抽出することができます。
抽出スピードとお湯の注ぎ方の違い

円すい系は穴が一つですがその分穴が大きいです。
なのでお湯を早く注ぎすぎてしまうと落ちるのも早いのですぐに抽出が終わってしまいます。
しかしゆっくりお湯を注ぐ事が出来れば、早くも遅くも抽出する事ができます。
抽出の幅が広いです。
また、お湯は最後一箇所へ流れていく
膨らんだコーヒー豆の頂点から円すいの下点(フィルターの先っちょ)へ
流れていき全体的に均一的に淹れやすくなります。
扇形はメーカーにより異なり、小さな穴がいくつかあいています。
おそらく1番普及しているのが小さな穴が3つあいたタイプです。
円すい系に比べるとお湯が落ちる速度は遅く、ゆっくりと抽出する事ができます。
抽出速度は安定しますが、早くお湯を入れてもドリッパー内にお湯がたまり
早く落とすことが難しくなります。

お湯を注ぐ時のイメージとしては
円すい系は中心部が1番濾過層が深く、お湯と触れ合う時間と距離が長いので
真ん中メインにお湯を注いでいきます。
よく、ふちの部分や端の方にドバドバとお湯をかけいる人を見ますが
コーヒーの濾過層は端の部分は浅いですのであまりお湯をかける必要はありません。
下手をすると中心部はまだお湯が行き渡らずに蒸らしが不十分、外側の端の部分は
お湯が多すぎてドリッパーをつたって下からポタポタとお湯が落ちていく・・・
なんて事になっているかもしれません。
考え方は扇形も同じで、中心部が濾過層が深いですので中心部にお湯をメインに注いでいきます。
ただし、扇形なので粉を入れた時は上から見ると楕円形になっています。
なので注ぐ時もドリッパーの形に合わせて楕円形に注いだ方がいいです!

さらに穴の位置も考慮すると、一番近くの穴から落ちていきますので
それを考慮してお湯を注ぐ必要があります。
まとめ
円すい系ドリッパー
穴が大きく落ちるのが早いが濾過層が深く
お湯と粉の触れ合う距離・時間は長くその分をカバーしている。
お湯を注ぐスピードがコントロール出来れば抽出の幅は広く自分の味を表現できる!
扇形ドリッパー
濾過層は浅いが穴が小さく落ちるのが遅い
抽出スピードに制限はかかるものの、仮にお湯を勢いよくいれてしまっても
ドリッパー内でとどまり、抽出がある程度安定する!


- ▶︎BASE CAMP.An という小さなコーヒー屋さんです
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- ▶︎J.C.Q.A認定 コーヒーインストラクター1級・3級講師
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