コーヒー

インドネシアのコーヒーにいて●インドネシア~マンデリンやトラジャなど・生産地域と特徴

わたくしも好きでよく飲むインドネシアのコーヒー

種類がいっぱいあって色々楽しめます。

でもインドネシアの9割近くはカネフォラ種を栽培しているんです。

ですが日本でよく聞く銘柄はほとんどアラビカ種です。

今回は島ごとに栽培している豆の違いを探っていきます。

コーヒーモンスター
お店でみかけたらインドネシアのどこで取れた豆なのか意識してみると面白いですよ!

 

インドネシアのコーヒーの歴史

たくさんの島があります

世界で最も多くの島がある国でその数1万とか2万とか言われる大小の島々から成り立っています。

島々には無数の火山が存在し、火山の麓では肥沃な土壌にも恵まれコーヒーはもちろん、コーヒー以外の農作物などの生産にも適しています。

たくさんの島があり、それぞれの環境をいかして個性様々なコーヒーが栽培されています。

赤道の真下の熱帯気候では、太陽のエネルギーを多く受けるので気温は年中熱いです。

気温が上がると大気は上昇するので気圧が下がり地面付近で温められた空気が上空へ上っていき年中雨が降ります。

そんなインドネシアですがモンスーンという季節風の影響で雨の降り方も多種多様です。

ジャワ島東部・スマトラ島・スラウェシ島なんかはある程度雨季と乾季に分かれる熱帯モンスーン気候です。

首都のジャカルタは年間平均気温は約28.5℃、年間平均最高気温は約32℃、年間平均最低気温は約25℃、年間降水量1800mm。

雨期(11月~3月)と乾期(4月~9月)があります。

雨期は湿度は高く90%くらいあるそうです。

コーヒーは乾期にストレスを感じ身の危険を感じた後、一定量の雨が降ると花が咲きます。

そして開花後8か月間くらいかけて実が赤く熟していきます。

早い実で7月くらいから赤く熟していきますが、一斉に熟していくわけではなくバラバラです。

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雨季と乾季に分かれていない赤道直下の地域では年中収穫されて、その中でピークが大きく2回あります。

なので収穫期は結構雨期と被ってしまいます。

赤道直下では気温が高いので標高の高い=気温の低い場所で栽培されます。

アラビカ種に比べカネフォラ種は強いですので標高の低い=気温の高い土地で栽培されます。

簡単な歴史

インドネシアのコーヒーはオランダから持ち込まれました。

16世紀大航海時代、貿易の覇権争いが行われていた時代に、オランダ東インド会社はジャワ島に進出、そこからオランダにより植民地化されてしまいます。

オランダ東インド会社は本国に輸出するために現地の人々に強制労働させコーヒーを作らせます。

そうしてインドネシアでのコーヒー栽培が始まります。

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このコーヒーがその後ジャワ島の主要な商業作物となるわけですが、そこには暗い過去もあったわけです。

その後、オランダ東インド会社は撤退しますが、コーヒー栽培は続けられていました。

サビ病に被害

1779年オランダ東インド会社が解散後もコーヒーの栽培を続けるのですが

1860年代~1880年代にかけてアジア地域で広がったサビ病が蔓延してしまい、インドネシアのコーヒー生産も一時衰退してしまいます。

それまではアラビカ種という病害虫に弱い品種が主に植えられていましたが、病害に強いカネフォラ種のコーヒーが栽培されるようになります。

何とかカネフォラ種に乗り換えることで生産量を増やし、今ではインドネシアで取れるコーヒー豆の9割がカネフォラ種となっています。

皆さんが聞いたことありそうな豆は残りの1割であるアラビカ種の豆がほとんどです。

インドネシアのコーヒー生産量はコロンビアに抜きつ抜かれつ世界第3位~4位に位置し、年間70万tほどのコーヒー豆が生産されています。

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例えばキリマンジャロで有名なタンザニアのコーヒー生産量で5.5万tくらいですので1割の7万tとしてもかなりの量です。

主な生産地域

スラウェシ島

11~2月頃に比較的降雨が多い。乾期といわれるのが4~10月、特に6~8月が雨が少ないです。

スラウェシ島と言えば「トラジャ」が有名です。

植民地時代スラウェシ島で採れる高品質なコーヒーが「セレベスの名品」と呼ばれ、オランダ王室御用達になったものに端を発します。

その後世界大戦によりインドネシアは荒廃し、スラウェシ島でのコーヒーの栽培は衰退してしまいます。

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そのため「幻のコーヒー」と呼ばれるようになりました。

その「幻のコーヒー」を1970年代に復活させたのがキーコーヒーの大木さんです。

トラジャ地区産がトラジャ、カロシ地区産がカロシと呼ばれます。

キレのよい上品な苦みと華やかな甘味が特徴です。

ちなみにキーコーヒーさんが「トアルコ・トラジャ」を商標登録したため 同じトラジャ地区産のコーヒーも「トラジャ」という呼称が使えなくなったそうです。

「トアルコ(TOARCO)」とは「トラジャ(TORAJA)」と「アラビカ(ARABICA)」・「コーヒー(COFFEE)」から頭文字を二つずつ取って「トラジャ地方で採れたアラビカ種のコーヒー」という意味で名づけられています。

 

スマトラ島

年間を通して雨量が多い。通常乾期は5~9月で、最も雨の確率が少ないのは6~7月あたり。雨は12~3月に特に多い。

インドネシア最大の島です。

スマトラ島と言えばマンデリンです。

全日本コーヒー公正取引協議会が定めるルールによると

インドネシア・北スマトラ州及びアチェ州(タケンゴン周辺のガヨマウンテン生産地区を除く)

で生産されたアラビカコーヒー豆と定めらています。

スマトラ島のタケンゴン地区で生産された豆はガヨマウンテンといい区別されます。

インドネシアでもこのスマトラ島やスラウェシ等なんかではスマトラ式と言われる

独特な豆の精製方法が今でも代々受け継がれています。

詳しくは↓をどうぞ

コーヒーの精製方法の違い 発酵の観点から12種類まとめてみました

 

マンデリンは過去のさび病の蔓延などに耐えたごくわずかなアラビカ種の豆を、スマトラ島の

マンダイリン族が栽培したのが始まりだそうです。

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マンデリンはかなり深煎りにしているお店が多いように思います。

深煎りにする事でマンデリン特有の香りにコクと苦味が出てきます。

それでも最近では浅煎りにして酸味を楽しむお店も増えてきました。

漢方薬やスパイスを思わせるようなスパイシーな香りで発酵したフルーツやハーブ

を思わせる印象のテイストです。

リントン地区のものやトバ湖周辺のトバ高原のものが有名です!

ジャワ島

雨期は11~3月頃、乾期が4~10月頃。

ジャワ島で取れる豆はそのまんまですがジャワコーヒーと言います。

コーヒーさび病に耐性のあるロブスタ種へと栽培品種を転換し、生産量を増やしていきました。

現在ではジャワ島で生産されているコーヒーの約9割がロブスタ種です。

なのでジャワロブスタとも言います。

わずかですがアラビカ種も生産されていてジャワアラビカと名前を使い分けています。

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ジャワロブスタを単体で飲んだ事は1回しかありません。 印象としてはきな粉とか濁った麦茶よりの味と香りです。

ただ深煎りにすると、きな臭い香りが抜けてナッツっぽい印象に、

そしてしっかりとした苦味が出てきます。

なのでイメージとしてはブレンドに使う事が多いです。

アイスコーヒー用のブレンドやエスプレッソ用のブレンドに使う事で

苦味とコクを表現、エスプレッソの場合はクレマがたちやすくなったりします。

バリ島

雨期は11~3月頃、乾期が4~10月頃。

バリ島といえばBASE CAMP .Anでも販売しております、バリアラビカ神山です。

バリ神山はインドネシア・バリ島のキンタマーニ高原で作られています。

一瞬ドキッとする高原名ですが、この高原の周囲はバツール山とアグン山という活火山が存在し「神が宿る山」として現地の人々から崇められています。

そこからバリ島の高品質なコーヒー豆に尊敬の念を込めて、神の山という意味で「シンザン」と呼ばれるようになった豆です。

バリ島ではバリ州政府等の農業指導の下、農薬を使わない栽培方法で生産されています。

後口の甘みとコクの余韻を感じる力強くもあり上品な味。

バランスがとても良く飲みやすいです!

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観光地としても魅力的なインドネシア、一回行ってみたいですね〜

 

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