今回は見た目そっくりな3社のドリッパーを比べてみます。
全て樹脂製のドリッパーで比べています。
陶器製ですと物によって若干の誤差があったります。
あと陶器製より樹脂製の方がリブがしっかり立っていると思います。
樹脂製の方が型に流し込んで整形するので均一的です。
形の違い
形状はほとんど同じ
どれも円すい系なので基本的な形はほとんど同じです。
取手の部分に少し違いがあります。
今回使っているのは
●KōNO 名門2人用フィルター(珈琲サイフォン株式会社)
●HARIO V60透過ドリッパー01 (HARIO 株式会社)
●CAFEC 円すいフラワードリッパーcup1 (株式会社 三洋産業)
の3種類です。
リブの違い
リブとはドリッパーの内側にある出っ張りの事です。
リブロースって聞いた事がありますよネ
リブロースとはろっ骨らへんのお肉の事です。
リブとはろっ骨・あとはろっ骨状の物なんて意味があります。
このリブが蒸らしや抽出時にお湯の流れに変化を与えます。
コーノ名門フィルターのドリッパーはリブは下半分からしかついていません。
このリブがないとペーパーフィルターがドリッパーにくっついてしまいます。
コーノさんでは意図的に上半分のフィルターをドリッパーにくっつける事で
中央に浮いてきたアクを下に落とさない工夫がされています。
ハリオV60ドリッパーはスパイラルリブと言ってリブが斜めに入っています。
ドリッパーとフィルターの間に隙間が生まれて蒸らしの時にガスの抜け道ができます。
リブが渦を巻いた状態なのでお湯の流れがスムーズな気がします。
カフェックフワラードリッパーはお花の形みたいにドリッパーの内側を削っていく事で豆の膨らむスペースを作っています。
そのスペースが蒸らしの時にガスが抜ける道になっています。
まず抽出前にフィルターをリンス(ペーパーをお湯で濡らす)するとドリッパーに
ぺた〜っと付着してしまうのでそもそも隙間がないように思います。
また水で濡れても破けない強度のフィルターが、濡れた状態にある時
水のバリアーができてるイメージで本当にガスが抜けているかはよくわからないです。
次に水は表面張力があるのでドリッパーに付着するとドリッパーをつたって
お湯が落ちていくのでは・・と思っています。
その点では、リブがある事で隙間が生まれていればお湯はフィルター内にとどまり
少量のお湯で蒸らしができると思います。
基本ガスは軽いですので上に抜けていくと思いますので結果あまり差は無いように思います。
穴の大きさの違い
ドリッパー穴を裏から撮った写真になります。
穴の直径はコーノさんが1番小さく、ハリオさん・カフェックさんはほぼ同じくらいです。
ギザギザの数はコーノさん・ハリオさんが12個 カフェックさんが10個でした。
穴の面積ではコーノさんが1番小さく、次にカフェックさん、1番大きいのがハリオさんかなと思います。
穴の大きさは抽出スピードに関係していると思います。
穴が大きい方が落ちる速度も速いように思います。
抽出速度からくる味の違い
各社それぞれオリジナルのフィルターで抽出を比べた所
1番早く抽出できるのがハリオさん・次にカフェックさん・1番遅いのがコーノさんかなと思います。
あくまで同じようにお湯を注いだとしての違いですが
コーノさんはゆっくり落ちるので重厚感のある味
カフェックさんは丁度あいだで
ハリオさんは早く落ちるのでスッキリ系に
に落とすことができます。
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