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ドリッパーのサイズに悩んだ時 大は小を兼ねるような兼ねないような 

ドリッパーを買う時に、皆さん色は結構好みがあってすぐ決まるのですが

意外と見落としがちなのがドリッパーのサイズなのです。

1~2杯用と3~4杯用など微妙な違いがあります。

大は小を兼ねる・・と言う言葉がありますがドリッパーの場合はそうとも言い切れません。

今回は2大メーカーであるカリタさんとハリオさんの器具を説明していこうと思います!

カリタ

 

カリタさんのドリッパーは扇型タイプのロトシリーズと

ウェーブタイプのドリッパーがあります。

どちらも5mm程度の小さな穴が3つ開いております。

さらにどちらも底の部分は平でコーヒーの粉をいれた時、粉は平に薄く広がります。

粉の堆積層は薄くなりますので、お湯がコーヒーの粉に触れてから落ちるまでの

距離は短い=お湯と粉が触れ合う時間は短くなります。

お湯と粉が触れあっている間にお湯にコーヒーの成分が移っていきますので

触れ合う時間が短いと、それだけ溶け出す成分の薄いコーヒーとなります。

また、コーヒーの粉の堆積層は薄く広がりますので全体的にお湯を均一にかけてやる必要があります。

すると一見難しそうに感じますが

カリタのドリッパーは開いている穴の大きさが小さい穴になっていて

落ちていくお湯の速度にも限界があります。

落ちていくお湯の速度以上に上からお湯を注いでも、落ちていく速度は変わりません。

なのである程度ブレーキがかかりお湯と粉の触れ合う時間を確保できます。

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言い換えると抽出の幅が狭く、早く落としたくても限界があります。

お湯を下から落ちる速度よりも早く注ぐとドリッパー内にお湯が溜まり

漬浸方に近い抽出となります。

結果的にドリッパーのサイズが大きくなっても原理に変わりはなく

大は小を兼ねると思っています。

ハリオ

ハリオのドリッパーは円錐形のドリッパーで大きな穴が一つ開いています。

円錐形なのでコーヒーの粉は上から見た円の真ん中が

1番深くなっており=粉の堆積層も中心が1番深くなります。

コーヒーの粉とお湯の触れ合う時間を確保できますのでしっかりと成分を引き出す事ができます。

ただ、コーヒーの粉の堆積層は真ん中は深くていいのですが縁の部分にあたる場所は

かなり薄い堆積層になっています。

なので均一的に内にも外にもお湯をかけてしまうと堆積層の薄い外側は出涸らしのように

渋みや雑味が抽出され美味しくなくなってしまいます。

なので真ん中部分をメインに、外周部分はあまりお湯をかけない事をお勧めします。

すると真ん中ばかりお湯をかける事になるのでわたくしは滝壺のイメージで滝壺効果と言っているんですが

せっかくのコーヒーの粉の堆積層が真ん中ばかり削られてしまいます。

この滝壺効果は高いところから落とせばより深くえぐっていく事になります。

さらに円錐形ドリッパーに開いている穴は約2cm程度と大きいため、お湯を早く注ぐと

それだけ早く下から落ちていきます。

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よく言えば、早くも遅くも抽出する事ができ、抽出の幅が広いです。

そこで問題なのがドリッパーのサイズが大きくなるとそれだけ

高い位置からお湯を注ぐ事になり、堆積層をえぐってしまうので少ない粉の量で抽出するのは難しくなります。

なのでハリオの場合は大は小を兼ねないと思っています。

ハリオの場合、お勧めは年に何回ほど一度に3〜4杯抽出するシーンがあるかによって変わります。

年に数回しか大量に抽出する事がないのでしたら小さい方のドリッパーを買うべきです。

その年に数回の時は小さいドリッパーで2回淹れて下さい!といつも言っています。

まとめ

●カリタさんの器具は大は小を兼ねる

→迷ったら大きいサイズを買うべし

●ハリオさんの器具は大は小を兼ねない

→滅多に大量に淹れる事がないなら小さい方を買うべし

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もし両方買えるならカリタさんの大きいサイズとハリオさんの小さいサイズ買っておけば便利です

 

 

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